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2024年04月27日
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【ポケモンBW2】 チャレンジモード・タマゴプレイ #04 "breaking the ground"

2012年12月13日
■ハードコア・グラウンド

 カミツレ撃破後、恋する男チャールズとのイベントバトルを経由し、「リザードンブリッジ」の異名を持つ跳ね橋を渡ってついにホドモエシティに足を踏み入れます。よく間違われるらしいがホモドエでは無いので注意が必要。
 街に足を踏み入れると、黒ずくめのプラズマ団と白装束のプラズマ団が口論していました。
 どうやら、2年前の騒動の後、ポケモンの扱いをめぐって二派に分裂している模様。
 片方が着ていた白装束は前作におけるプラズマ団の衣装であり、こちらは2年前に団のトップを努めていた「N(エヌ)」を支持しているようです。
 Nはポケモンの声を理解できる、ポケモンを最大のトモダチと認識している人間で、「付近で捕まえられるポケモンのみを一時的に捕獲してバトルに使い、バトルごとに編成が一新される」という前代未聞の特徴を持つライバルキャラクターでした。前作のエンディングでどこかに旅立ってから、どうやら消息不明とのこと。
 2年前のプラズマ団でも「ポケモンは支配のための道具」という認識が強く、Nやポケモンとのふれあいを通じてその思想から抜け出した人々が、いわゆる「N派」として、現在ではプラズマ団に奪われ持ち主不明なポケモンを保護しているようです。おそらく、N派のリーダーは“七賢人”が一、ロット。ちなみにここでバトルすることになりますが、「七賢人のロット」ではなく「ポケモントレーナーのロット」という名義での戦闘になります。
 一方で、今作で「プラズマ団」と言えばロケット団を髣髴とさせる黒タイツの集団でしょうか。こちらはいわゆる「ゲーチス派」とでも言うべき集団で、今も世界征服を目標に活動している模様。むしろ前作以上にモヒカン的発言が増え、団員の質は恐ろしく下がっているような…

 通常プレイでは、ここで「ゾロア」を入手可能。もちろんスルーします。


■ダンジョン&ドリュウズ

 そして今回の本題、地面タイプを主として使うトレーナーばかりのホドモエジムに突入します。前作は新ポケのみの構成でしたが、今作は旧ポケであるヤジロン・サンドが地面タイプとして追加されており、バリエーションが若干増えています。まあジムトレーナーはサンド系使いませんけど。
 Lv30以上のジムトレーナー自体はそこまで苦労せずに倒せるので、省略。
 しかしジムリーダーであるヤーコンは、本プレイにおける最大の強敵(現時点)として立ちふさがることとなりました。
 ヒュウ兄、「地面タイプに対して水タイプの技が使える程度じゃ苦労するかもな」っていう助言はありがたいんだけど、このパーティは水技いっこも持ってないから…(震え声)

 そんなヤーコンの編成は以下の通り。

◆ジムリーダー:ヤーコン(チャレンジモード)
・ワルビルLv34[地/悪](特性:いかく、オボンの実持ち)
 「すなあらし、いちゃもん、かみくだく、じならし」
・イワークLv34[岩/地](特性:がんじょう、チャレンジモードで追加)
 「いわなだれ、だいばくはつ、ロックカット、じならし」
・サンドパンLv34[地]
 「いわなだれ、ブレイククロー、つめとぎ、じならし」
・ドリュウズLv36[地/鋼](オボンの実持ち)
 「いわなだれ、きりさく、メタルクロー、じならし」

 ノーマルモードからの変更点は以下の通り。

1. 全ポケモンのレベル+3
2. イワークLv34の追加。特性:がんじょう。
3. ワルビル、サンドパンの技構成変更。特に「すなあらし」の追加が印象的。
4. ワルビルが「オボンの実」を持っている。


 実に素晴らしい技構成で、こちらのポケモンは6匹中5匹が何らかの形で弱点を突かれます。さらに言えば、地面タイプ弱点であるピカチュウ・ガーディ・ヒトモシの3匹は威力60の地面技「じならし」でどうあがいても即死する可能性があるので、ほとんど戦力外となります。
 また、敵エースであるドリュウズは凶悪な速攻アタッカーの一角で、特性「すなかき」(砂嵐時、素早さ2倍)によって異常な速度での行動をします。もうひとつの特性「すなのちから」も砂嵐時に地面・岩・鋼タイプの威力1.3倍とイカれていますが、こちらはドリュウズ自身がそもそも攻撃種族値135とイカれていることもあってか、あまり採用されない模様。いや、攻撃種族値135からさらにダメージ1.3倍とかネタってレベルじゃねーぞ。まあ、素早さ種族値88で「微妙な速度」ですが、残念ながらその種族値を越えられるポケモンは手元にいません。
 ちなみに、私が前作BWをプレイしたときは、旅パの一角がワルビアルでした。強力なアタッカーとして旅の終盤で活躍してくれたこともあり、お気に入りのポケモンの一角です。やっぱり悪タイプは最高だな!

 まずは役に立ちそうに無い3匹を計画からオミットし、ユキカブリ・ミニリュウ・ヤジロンの3匹で戦ってみました。この時のレベルは26~28。6番道路には無限スパウンするポケモンブリーダー(Lv30、チラーミィ&シキジカ)がいるので、コイツを使ってレベルを上げています。
 神速と竜の怒り、氷の礫を駆使してワルビルを倒すと、次に出てきたのはイワーク。あれ、防御種族値150ってボクの御大は物理メインなんですけど。
 しかしそんなことは関係なかった。大爆発で即死。
 総力尽きた所にサンドパンが現れブレイククローでヤられて終了。

 まずは弱点を唯一突けるユキカブリを中心に作戦を立てていきました。
 が、「進化の輝石を持たせないとワルビル・イワークで確1を取られかねない」「サンドパンにはそもそも輝石を持っていても確1される「よってドリュウズ相手でも確1を取られる」と言うことで、これでは勝つために凄まじい運が絡みます。
 最後のドリュウズがメタルクローを2回連続で外す、草笛が一発で決まって3ターン寝ているという幸運があっても、赤ゲージまで追い込んだところでメタルクロー直撃。この時のレベル、29。この時点で、Lv26のヒトモシがイワークの岩雪崩を乱1で耐えている事は発見しましたが、だからと言って何になると言うのか…

 何か見落としが無いかという所で、ポケモンが覚える技データを改めて見直しながら計画を立てていました。
 その中には「BPで購入できる技マシン・アイテムを入手する」という破滅的なものが混じっていましたが、その中に「おにび」が無い事を知って計画は頓挫しました。さすがにきあいのタスキを入手するほどは無いからなあ…
 で、気付いたこと。

「ハクリューへの進化レベルって30なのか。てっきり40だと思ってた」

 ……はい、ずっと40だと思ってました。ヤジロン(LV36進化)、ヒトモシ(LV41進化)、ユキカブリ(Lv40進化)、ピカチュウ(雷の石進化)、ガーディ(炎の石進化)ということもあってずっと進化しないものかと。ドラゴンタイプってストーリーで使う事めったにないしなあ… ビブラーバ・フライゴンが使われるかどうかって感じでは。
 と、言い訳はここまでにして。
 早速ミニリュウをハクリューに進化させ、「進化の輝石」をこちらに持たせます。さらにタチワキシティまで走り、タチワキコンビナートに出現するドガースから「毒ガス」を受けてハクリューを毒状態に。確実に相手から毒をもらえる相手というのがBWでは少ないため、ここまで戻るハメになりました。どうして毒のトゲとか胞子とかばっかりなのよ…
 これで「進化の輝石:まだ進化形態が残っているポケモンなら防御・特防1.5倍」「特性/不思議な鱗:状態異常なら防御1.5倍」の補正を受け、驚異的な防御力を手にする事が出来ます。この時点での防御実数値が50弱だったので、およそ100ぐらいにはなっているでしょう。

 これで改めてヤーコンに挑みます。
 編成は以下の通り。

1. ピカチュウLv29(HP赤、お守り小判)
 →レベル上げが面倒くさくなったのでLv29。出落ち担当
2. ガーディLv30(HP赤、達人の帯)
 →ワルビルに先手を取れたらこちらを投入するつもりだった
3. ヒトモシLv30(広角レンズ)
 →イワークに対して鬼火を撒こうとします
4. ヤジロンLv30(曲がったスプーン)
 →対イワーク用。万全の状態で攻撃されれば大爆発を耐える事がある
5. ユキカブリLv30(奇跡の種)
 →対ワルビル用。噛み砕くが飛んでこないことを祈る
6. ハクリューLv30(毒状態、進化の輝石)
 →対サンドパン、ドリュウズ用。確3に持ち込んでアイテムで粘る

 初手のワルビルですが、ピカチュウが猫騙しだけ当てて退場。一応先手が取れたら起死回生をブチ込むつもりでHPを調整していましたが、レベル差か個体値かは不明ですが先手を取れませんでした。仕方ないね。どうせ相手6Vなんだろうし。続くユキカブリでタネ爆弾(教え技)を直撃させて撃破。
 続くイワークには、まずヒトモシでやけどを…と思ったら岩雪崩でひるまされてそのまま退場。仕方ないのでヤジロンで削り、大爆発させて処理します。
 サンドパン戦から、満を持してハクリュー先生降臨。何と地ならしで確4とかいう意味不明な硬さを見せつけ、竜の怒りでそのまま押し切ることに成功。
 ドリュウズも所詮確3にしか持ち込めないため、そのままミックスオレをがぶ飲みしてGORIOSHIしました。合計で4回ぐらい使ったかなあ…


 多少強引に終わらせた感があるのですが、とりあえずこいつだけはこの編成で二度とやりたくないので、これで検討終了とします。
 次は前作では癒し系(ジム仕掛けに関する腹筋的な意味で)だったフウロ戦。今作ではジムが様変わりして面白くなくなったとの意見を聞きますが、さて、どうやら。ここから先は弱点を突くことが可能なジムばかりなので、比較的楽になるはずと楽観視しているのですが、実際にどうなることか。
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生存報告を兼ねた雑記

2012年11月12日
■スローダウン中

 いろいろ忙しいと言うこともあり、ゲームのプレイペースが激減しています。
 あと、やらなくちゃならんことと、やりたいことが競合しすぎててきついとも言う。


■ポケモン

 徐々に検討を進めていますが、ヤーコンが現状大きな壁として立ちふさがっています。
 タイプ相性上パーティの半分が戦力外、ピカチュウに至っては戦力外どころか攻撃手段すらまともにない状態で、足の遅いヒトモシは地ならしで即死できます。地面弱点勢ではガーディが唯一先手を取れるかどうか…
 なんとか最初のワルビルは倒せたのですが、イワークさんが追加されているチャレンジモードでは、大爆発で1:1交換を取られてしまいます。さらにここからサンドパンとドリュウズを相手にするのは非常に厳しい。

 ……というわけで、現状レベルを上げながらどう戦うべきかを考えています。
 レベルをそこそこ上げる必要がありそうなのが嫌なところ。


■TRPG関連

 twitterでちょこちょこと呟くことがありますが、地元の友人やサークルの友人とアリアンロッド2Eに手を出し始めました。TRPGプレイ経験ロクにないけどGM担当はワタシです。
 何か実際にプレイしたらここに書くかもしれません。
 しかしルールブック2冊+サプリメント2冊で〆8000円弱。仕方がないとは言え高い趣味だよなあと思わなくはない。基本ルールブックは1冊777円(税込)だけど、サプリメント揃え始めると高すぎるんよ…


■環境関連

 PSP-3000用のコンポーネント端子接続ケーブルを購入しました。しっかり接続もして、普段から使っているアマレコTVで正常に映る事を確認。本体の出力設定をプログレッシブモードにしていたので、画面が分裂しているように見えたようです。インターレースモードにしたら正常に表示された。
 PSPの画面出力は480x272なので拡大すると若干粗が見える気もしますが、とりあえず何とかなる模様。
 ……もっとも、最大の問題は配信できるとかそういうのに堪えそうなソフトを持ってないことなんですけどね? いや、空の軌跡やりゃいいんでしょうか、序盤で止まってるけど。


 何かこんな感じで、地味に生きてます。

【ポケモンBW2】 チャレンジモード・タマゴプレイ #03 "Thunderbolt"

2012年10月07日
■廃人達の巣窟へようこそ

 アクロマ戦を経て、新施設「ジョインアベニュー」を抜けると、やはり前作とほとんど変わらぬ町並みが懐かしいライモンシティに到着します。
 「ジョインアベニュー」は色々な機能を持った「街」を作ることが出来る(育成面における)戦略的な要素に影響しうる施設で、「お金を払ってレベルを上げる」「お金を払ってタマゴ孵化を促進する」「お金を払って努力値を振る/リセットする」といった事が可能です。が、本プレイでは一切利用しない予定です。

 ライモンシティに着くと、いきなり(この世界の)電車運転士の制服と思しき服を着た2人が少女に絡まれていました。声をかけてみると、どうやら「バトルサブウェイ」のトップ、「ノボリ」「クダリ」に、「メイ」なる少女がバトルするようせがんでいる様子。
 成り行きのままバトルすることになりましたが、メイのポケモンがLv25のフタチマルということもあり、おんぶに抱っこで何とか勝利。ここからバトルサブウェイの機能が利用できる……のでしょうか。
 このバトルサブウェイ、過去作の「バトルタワー」「バトルフロンティア」と同じく、コンピュータが操作するトレーナー相手に7連戦していく施設になっています。第四世代の頃と異なり、「バトルファクトリー」等の特殊レギュレーションは無くなってしまいましたが、私は育成とか全く気にしない人間でしたので、BW1クリア後に行っても21連勝できませんでした。

 ちなみに私にはこんな経験が。
 私「BPを集めたいのですが、バトルサブウェイで勝つにはどうすればいいですか?」
 答「『こだわりスカーフ』や『きあいのタスキ』を用意して暴れましょう」
 私「BPを集めたいのですが、バトルサブウェイで勝つにはどうすればいいですか?」
 答「えっ」
 私「えっ」

※『こだわりスカーフ』『きあいのタスキ』は、どちらも対人戦環境でもよく使われる強力な持ち物。BW1ではそれぞれ48BPで交換できる。ちなみに1周(7連勝)ごとに貰えるBPが3点で、それが全勝3n周目だった場合は10点になる。

 それが出来ないんだから勝ち方を聞いてるんだってばよ。

 全く余談ながら、ガーディのタマゴを提供してくれた友人は、デフォルトネームも何も知らずに直感的に「メイ」の名前を主人公につけたようです。
 通信交換したらスキンヘッズのメイが登場して素で噴き出した。


■通常魔法(禁止カード)

 ライモンシティは中心街と遊園地エリアのふたつから構成されており、前作では遊園地エリアにあったジェットコースター施設がそのままポケモンジムを兼ねていました。
 しかし今作では「旧ポケモンジム」との看板が立てられており、観覧車をはさんで新しくポケモンジムが建造されています。が、ジムリーダーの「カミツレ」は現在ジェットコースターに乗りに行ったとの事。
 ジェットコースターを乗り継いで奥に行く(途中トレーナー戦2回)と、「カミツレさんならジムに戻った」と言う女性が立っていました。これでジムリーダーに挑戦できます。
 ……が、今のLv18では明らかに力不足でしょう。ということで、前回紹介したポケモンブリーダーのヤスコを使い、Lv20までレベリングしました。この結果、ガーディが「きしかいせい」をレベル技として取得(Lv19)。あれ、確か前作ではダゲキ先生がLv50頃になってようやく覚える技だったと思うんだけど……?

 新しいライモンジムは、どうやらファッションショーのステージとして流用できる形に立てられた模様。ランウェイ(ファッションショー等でモデルらが歩く通路)の上にトレーナーが配置されており、ライトアップされた領域に入るとポケモンバトルが始まります。なお、回避できません。今作は多いなあ、強制バトル。まあバトル端折れるジムって無かった気はするけど。

 さて、前作のライモンジムでは、一匹の「黄色い悪魔」が猛威を振るいました。
 その名はエモンガ、あのサンダーと同じ「電気/飛行」タイプの一般ポケモンです。種族値も意味不明に突っ走っており、サンダー(100)やあのガブリアス(102)、ミルタンク(100)より速い素早さ種族値103。「電気タイプのジムとかwwwwww地面タイプでwwwwww余裕でありますなwwwwww」という気持ちで挑むと呆然とする事請け合いな上、電気技を通しにくい草タイプはタイプ一致の「つばめがえし」で対応してくる難敵です。さらにこの素早さから第五世代新規の電気技「ボルトチェンジ」により、結構な威力の攻撃をしながらヒットと同時にポケモンを交換するという戦法を採ってくるカミツレ自身が凶悪な相手です。
 また、前作のカミツレのエース、ゼブライカは第五世代の新しい炎技「ニトロチャージ」を覚え、これまた草タイプに対応してきます。草タイプ使いの俺涙目……といいつつ、実はBWは御三家三匹+ユニランで旅をしたのであんまり関係なかったのであった。どの御三家でもきついわこの攻撃範囲。

 そんな今作は――やはりトラウマになりそうです。

◆ジムリーダー:カミツレ(チャレンジモード)
・エモンガLv30(特性せいでんき、オボンの実持ち)
 ボルトチェンジ / 追い討ち / 燕返し / 電光石火
・モココLv30(特性せいでんき)
 ボルトチェンジ / 電磁波 / 突進 / 妖しい光
・バチュルLv30(特性きんちょうかん)
 ボルトチェンジ / エナジーボール / シザークロス / 電磁波
・ゼブライカLv32(特性未確認、オボンの実持ち)
 ボルトチェンジ / ニトロチャージ / 踏みつけ / 追い討ち

 ノーマルモードからの変更点は以下の通り。

1) 全ポケモンのレベル+2。
2) バチュルLv30の追加。
3) エモンガがオボンの実を持っている。

 アーティほどの魔改造は施されていません。逆に言えば、ノーマルモードのカミツレを押し切れるなら、こちらも何とかなるでしょう。

 ひとまずLv20で統一して戦ってみましたが、危うくエモンガに6タテされるところでした。一番硬いヤジロンは燕返しで40ダメージを受け、ピカチュウは燕返しは耐え切るものの次の電光石火でアウト。粘って何とか後一発で倒せるところまで持っていったものの、そこで手動交代からゼブライカが登場。ガーディはボルトチェンジの犠牲になったのだ……
 ここでモココが登場。
 電磁波で麻痺したミニリュウは特性の「ふしぎなうろこ」で防御が1.5倍になりますが、その上からモココの突進で確1。辛うじてユキカブリで追い返したものの、出てきたバチュルのシザークロスでゲームセット!


■Raigeki Break

 勝てるビジョンが全く見えなかったので、レベル上げの目安を考えます。
 まず、有用そうなレベル技について考えました。

●ヤジロン
 Lv21「げんしのちから」 Lv25「じばく」 Lv28「じんつうりき」
 「じばく」「じんつうりき」が大きいか。特にヤジロン(ネンドール)は自力ではサイコキネシスを覚えないので、PPも多い神通力はメインウェポンとして十分使用に堪えることが考えられます。また、死ななければ刺し違え覚悟で自爆できるのもポイント。

●ガーディ
 Lv30「こうそくいどう」
 フレアドライブがあるので、攻撃技として覚える「ほのおのキバ」「とっしん」「はじけるほのお」はあまり役に立たないかも。
 高速移動は……積めばエモンガも抜ける気がするが、積む余裕があるかどうか疑問。

●ピカチュウ
 Lv21「かげぶんしん」 Lv29「10まんボルト」
 雷の石は入手しているため、進化を視野に入れることもできるようになっています。また、十万ボルトなら進化後も技思い出しで補完できます。さらにボルテッカーがあるため、攻撃技としてのスペースが苦しいという部分もあります。

●ミニリュウ
 Lv25「こうそくいどう」 Lv31「ドラゴンテール」
 苦しい…。ミニリュウの耐久力では高速移動を積む余裕が考えづらく、また電磁波を考えると素早さを積んでも確1で攻撃できないミニリュウは、この範囲のレベル技に魅力が欠けているような。
 ドラゴンテールは一致物理技なのですが、「ダメージを与える吹き飛ばし」、つまり強制の後攻が少し苦しい。

●ヒトモシ
 Lv28「たたりめ」 Lv33「おきみやげ」
 「ふういん」はストーリーでは使いにくすぎる上、この技編成ではろくに効果を挙げられないのでスルー。「たたりめ」は状態異常の相手に使う場合威力が2倍になるゴースト技です。あたればかなり強力そうですが、ボルトチェンジを使うカミツレのポケモンへ直撃を狙うのは難しいかも。

●ユキカブリ
 Lv26「こおりのつぶて」 Lv31「ねをはる」
 氷タイプ版の電光石火である「こおりのつぶて」が目を惹きます。……が、エモンガ・ゼブライカ相手に出そうものなら返しで殺されるので、死に出しから最後の一手にしかならなさそうです。
 むしろカブリはLv36での「ウッドハンマー」、Lv41で「ふぶき」を覚えて進化が本命なので、ここでのレベル技にはあまりこだわりません。

 と、このあたりを考えると、レベル技目的ならヤジロン28ぐらいが上限でもよさそうです。


■アンチ・ライゲキ

 では、逆に耐久力の面から考察してみます。
 既に「パラメータ計算式」「ダメージ計算式」は解析されており、これらの式から計算で受けるダメージを算出することができます。
 HPや攻撃などを決定するパラメータ計算式については省略しますが、ダメージ計算式については次の通り。

最終ダメージ={(攻撃側LV * 2 / 5 + 2) * 技威力 * 攻撃側能力 / 防御側能力 / 50 + 2} * (0.85-1.00)

 小数点以下の数字は四則演算ごとに切り捨てです。
 「攻撃側能力」は物理技ならこうげき、特殊技ならとくこうを、「防御側能力」は物理技ならぼうぎょ、特殊技ならとくぼうを参照します。最終ダメージは計算値の85~100%を取ります(最後の*(0.85-1.00)がそれ)が、ここでは確定で耐えるために最大ダメージのみを考えます。

 敵の個体値を全て6V(全ての分野で最高の能力値)だと仮定し、こちらは努力値を無視して「今の能力値-1」になるような個体値を仮定して計算しました。
 この場合、Lv25頃に、ヒトモシがエモンガのボルトチェンジを確定で耐えるようになるようです。

 ヒトモシは、命中75と若干不安こそ残りますが、当たれば確実に相手を「やけど」状態にできる技「おにび」を覚えている現状では唯一のポケモンです。やけど状態のポケモンはターン終了時にダメージを受ける他、与える物理攻撃ダメージが半分になる強烈なデメリットを負うため、撒く相手を選べば強力な支援になります。
 相手のポケモンはエモンガ・モココ・ゼブライカの3体が物理寄りの性能を持っているので、これらをやけど状態に出来ればかなり有利に戦う事ができると考えられます。そのため、ヒトモシが相手の先手を確実に耐えるLv25前後がレベルとしてちょうどいいでしょう。

 では、実際にエモンガはボルトチェンジを使うか?
 タイプ一致であるボルトチェンジは、実質威力105となります。一方で、つばめがえしは実質90、弱点が突ける追い打ちは実質80と考えられるので、使わないと言う事はないでしょう。
 出てくる先ですが、炎タイプに弱く、ゴースト・炎タイプのヒトモシに対してボルトチェンジ以外の有効打を持たないバチュルはまず出てこないでしょう。また、モココも攻撃技はボルトチェンジと突進のみなので、あまり優先されないのではないかと考えられます。となれば、出てきそうなのはゼブライカ。
 ゼブライカは「ニトロチャージ/炎・威力50」「おいうち/悪・威力40」「ふみつけ/無・威力60」を持っていますが、やけど状態にさえすれば脅威にはならなさそうです。残る特殊技のボルトチェンジは、地面タイプのヤジロンで完封可能。相手が6Vだと仮定した時、Lv25のヤジロンであれば、やけど状態込みで追い打ちを2発耐えます。これなら、最悪回復アイテム連打で粘り勝ちに持って行けるでしょう。
 バチュルについては、ボルトチェンジさえ飛んでこなければフレアドライブで一撃です。ガーディは可能な限り温存することに決定しました。
 モココは…使いどころが正直無いので、弱点技を一切使ってこないここでユキカブリを使います。

 組み上げた作戦は大まかに行くとこんな感じ。

1) 先発はヒトモシ。エモンガのボルトチェンジでゼブライカが出てくる事を期待して「おにび」を使用。やけど状態にならなかったらリセット。
2) ヒトモシはここで落ちるので、ボルトチェンジで帰らなかったらヤジロンを投入。
3) モココvsユキカブリ、バチュルvsガーディの構図で撃破。なお、ユキカブリについては倒せなくても良い。その場合はガーディかミニリュウでフォローする。
4) ゼブライカが再度出てきたタイミングでヤジロンを投入。やけど+あられによる継続ダメージとサイケ光線でゼブライカを削り取る。
5) エモンガはピカチュウで電磁波を撒いて先制を確保し、オボンの実を消費させたところでミニリュウを降臨させる。竜の怒り×2で倒せるはず。


 では、これを実戦に持ち込みます。

◆vs カミツレ(チャレンジモード) 編成
1. ヒトモシLv25(霊/炎、もらいび、こうかくレンズ)
2. ピカチュウLv25(電、ひらいしん)
3. ユキカブリLv25(氷/草、ゆきふらし、きせきのタネ)
4. ミニリュウLv25(竜、ふしぎなうろこ、しんかのきせき)
5. ヤジロンLv25(地/超、ふゆう、たべのこし)
6. ガーディLv25(炎、もらいび、おまもりこばん)

 持ち物ですが、ここに来るまでに「進化の輝石」「広角レンズ」「お守り小判」「学習装置」を新たに回収出来ます。
 まず、命中を確保したいヒトモシが広角レンズを持つことが確定。
 次に進化の輝石(そのポケモンがまだ進化できる場合、防御・特防が1.5倍になる)で迷いましたが、エモンガ基準で確定数が変わりそうなポケモンがミニリュウぐらいしかいなかったので、ミニリュウに持たせます。ガーディは燕返しが確2→確3に変化するのですが、フレアドライブで自分の命を削りまくるガーディは結局確2のままなので、確実に出す事を考えお守り小判を持たせておきました。
 また、持久戦を挑むヤジロンは食べ残しで確定数がずらせないかあがいています。また、先にユキカブリを出した場合、あられのダメージ→食べ残しで回復の順で差し引き0ダメージにできる利点もあります。

 まずはヒトモシとエモンガがご対面。追い打ちなどを使うケースもあるようですが、今回は無事ボルトチェンジでゼブライカと交代してきました。鬼火を直撃させてゼブライカを機能不全にします。返しにゼブライカもボルトチェンジで退場、ヒトモシを落としながらモココが出てきました。
 モココが相手なら、こちらが出すのはユキカブリ。あられで削りながら、草笛(眠り状態にする、命中低め)が当たる事を祈りつつ葉っぱカッターで攻撃していきます。カミツレのすごいキズぐすりを吐かせ、ここでミックスオレをひとつ投入。
 ユキカブリは残念ながらモココを倒せなかったので、ガーディがフレアドライブでフォロー。残念ながら静電気の効果で麻痺が発生してしまいました。次に出てくるのがゼブライカとの事なので、ここでヤジロン先生を投入。
 ボルトチェンジ(とんぼがえり)での交換は、そもそも攻撃が命中しないと発生しません。タイプ相性による無効は命中していない扱いとなるので、ゼブライカを交換する場合、手動交換になります。ポケモンの敵トレーナーAIは、技の相性的にどうしようもない場合は積極的に手動交換してきますが、今回は攻撃でダメージを与えられるため、手動交換には消極的になるようです。先述の通り、追い打ちの場合はヤジロンは2回耐えられるので、サイケ光線2回→ミックスオレ→死ぬまでサイケ光線の持久戦で何とか撃退。
 次に出てきたバチュルには、麻痺状態という不安要素こそありましたがガーディを投入。麻痺でなくても後攻フレアドライブは確定だったので、ボルトチェンジが飛んでこない事を祈りつつ吐き出します。結果、飛んできたのはエナジーボール。おいしくクモの丸焼きをひとつ完成させました。
 最後のエモンガは、まずピカチュウで電磁波を撒いて先制を確保し、ヤジロンにミックスオレを使ってHPを満タンに戻します。先手取れねっかなーと思ってガーディで突っ込んだら当然のように電光石火された。ヤジロンがサイケ光線で削ってオボンの実を消費させ、最後に残ったミニリュウが竜の怒りでゲームセット!


 ……とまあ、大惨事になりましたがなんとかドSなカミツレ嬢を突破致しました。
 ここばかりはかなり厳密に作戦を立ててプレイした関係上配信できませんでしたが、今後は何とかなるといいなあ、と考えています。

【ポケモンBW2】 チャレンジモード・タマゴプレイ #02 "Narcissus At Oasis"

2012年09月30日
■西麻布水道曲

 さて、ヒウンに上陸したところ、ジムリーダーであるアーティが不在らしい。ついでにジムを訪れたアイリスなるトレーナーによると、下水道のあたりが怪しいとか何とか。
 今作で追加されたダンジョン、「ヒウン下水道」の登場です。
 ここではヒュウと一緒に行動するため、野生ポケモンとの遭遇はヒュウのポケモン(先発はLv20の御三家)と一緒にダブルバトルになります。さらに戦闘後はポケモンを全回復してくれるおまけ付。加えて言えば、なぜか特性もらいびの仲間に対してニトロチャージを放つ姿がよく見られました。(ダメージは無いものの、以降炎タイプ技の威力が上がる) おお、こんな事もしてくれるのか。
 この回復を利用し、全員のレベルを15まで上げます。これによってミニリュウが「りゅうのいかり」を覚え、火力として信頼できるメンバーに入ってきました。他は目立つ技と言うほどの者を覚えず。また、ピカチュウは電光石火を覚えられるレベルなのですが、技を消すのがどれももったいないレベルだったのでスルーせざるを得ませんでした。先制技持ちの撃ち合いになったら絶対負けるなこれ……
 「人を悪者扱いするな!」と寝言を抜かすプラズマ団を軽く伸し、次に進めます。


■繭の密室

 アーティが戻ってきたヒウンジムは、なんか前衛的な仕掛けに変わっていました。繭をイメージしたこのジムは、要するに繭状のエレベーターを乗り降りして最奥を目指す仕掛けになっています。前作の某ジムもそうでしたが、なんでこう、イッシュのポケモンジムは人の安全を放り投げたような仕掛けが多いんだ……。
 ここではザコトレーナーですらLv21以上となかなかの数字ですが、虫タイプが多いので弱点を突きやすく、レベル差はほとんど気になりませんでした。唯一炎タイプが等倍に抑えられ、岩技で炎タイプの二匹が致命傷を負いかねないイシズマイ(虫/岩、特性「がんじょう」の場合がある)については、ミニリュウで処理。頑丈効果(HP満タンの状態でダメージを受ける場合、必ずHPが1残る)を貫通できない程度の打点しかありませんが、「りゅうのいかり」2発で無難に倒します。

 そんな虫ポケ使いのアーティ戦ですが、先発がイシズマイであることだけ確認してリセット。第四世代では虫ポケモンが四天王枠にいたので、序盤のジムという事情もあいまってアーティさんは前作も不遇。第五世代はペンドラーという強力な虫/毒タイプのポケモンがいるので、五番手あたりになって手持ちを進化させたら、良い感じに強くなりそうなのですが…。ホミカちゃんにフシデ系列取られちゃったからナア。
 虫タイプのジムでは相性の問題からヤジロンが使いにくいので、ミニリュウを先発にし、電磁波と竜の怒りで処理を狙います。

◆ジムリーダー:アーティ(チャレンジモード)
 イシズマイ Lv24(虫/岩 特性:がんじょう ※オボンの実所持)
 カブルモ Lv24(虫)
 チョボマキ Lv24(虫)
 ハハコモリ Lv26(虫/草 ※オボンの実所持)

 答え合わせ的なノーマルモードとの違い……と思いきや、なんと大幅な変更。

 1) 全ポケモンのLv+2
 2) 技構成の変更。例えば、ハハコモリが糸を吐かずに燕返しで攻撃してくる。
 3) クルマユ(草/虫)がリストラされ、代わりにカブルモ&チョボマキが参戦。
 4) 先発がイシズマイに変更。
 5) イシズマイがオボンの実を持っている


 このあたりから、変更が不穏な感じになっていそうです。

 まずはイシズマイを電磁波→竜の怒りで攻撃……したところ、ここでオボンの実所持が発覚。ここでか! 最終的に騙し討ちが急所にクリーンヒットしてミニリュウが落ちたので、手持ちの中では等倍ダメージを通しやすいユキカブリを投入。凍える風で攻撃していったら、なんかロックカットしか使わなくなって勝手に死んだ。攻撃されたら危なかったと思うんだけどなあ。
 二番手のカブルモ……は、様子見でヤジロンを出してみる。岩石封じで素早さを下げたら先手を取れないだろうかと思ったものの、頭突きでひるまされてそのままダウン。仕方ないのでヒトモシを出して適当に焼き払う。霰があるので撃ち漏らしも減ります。こらえる(暗黒微笑)
 三番手でハハコモリが登場。ピカチュウの電磁波から潰しに掛かるつもりがこれも出落ちさせられる。仕方がないのでガーディを直接出し、予定通りフレアドライブで刺し違えて撃破。経験値がちょっともったいない……
 最後のチョボマキは、ユキカブリに交換したらなんか鈍いしか積んでこなくなってしまった。しかも適当にぶっ放した粉雪で凍り付いてしまった。うわあ……

 ……と、なんと一発勝利してしまった。
 アーティさん、新人のホミカちゃんを見習ってくださいよ。

 バトル後のレベルは
 ミニリュウLv17 ヒトモシLv19 ピカチュウLv15 ガーディLv16 ユキカブリLv17 ヤジロンLv15
 ジムトレーナー戦で積極的に繰り出したヒトモシのレベルが高めに仕上がりました。これでも割と楽勝だったから困る。

 この後、ライモンに向かうためヒウンを出ようとすると、何やら白衣で歩き回る男に呼び止められました。アクロマなるこの男、要するに「君に興味がある。(ポケモンバトルを)やらないか」との事なのですが、セーブがしたかったのでここはお断り。……したところ、道路で待っていてくれるそうな。
 ちなみに、アクロマの元になったと思われるachromatic color(アクロマティックカラー)というのは、無彩色の事だとか。
 まあ、少なくとも言える事は――金髪の中一筋光る青い髪を巻き上げているヘアスタイルは紛う事なき変態。

◆ポケモントレーナーのアクロマ
 コイル Lv23
 ギアル Lv25

 コイルの「マグネットボム」、あまりに影が薄くて忘れていたのですが鋼タイプの必中技です。このせいでヤジロンに経験値を与える計画がオシャカに。
 真面目にやったらそんなに苦戦する相手ではなかったので、以下省略。

 ここには、「あなたがここに来るたび何度でも勝負を挑む!」と宣言してくれる、何度でもリスパウンする「ポケモンブリーダーのヤスコ」がいます。モグリューLv18とマリルLv18の2匹しか出さないのですが、画面切り替えが早いのでお金を500円ずつ稼ぎながら経験値を入れる事も出来ます。


 そんなこんなで、次はライモンシティ。
 まずLv20まで上げてから、じっくり挑もうと思います。

【ポケモンBW2】 チャレンジモード・タマゴプレイ #01 "rage against usual"

2012年09月25日
■光指す道となれ
 タマゴプレイ第1回のプレイレポートを始める前に、今回の攻略で使用するパーティメンバーをご紹介。
 なお、日誌側のプレイレポートについては、「第五世代未プレイの人にもある程度分かるような記述」という努力を続ける予定ですので、既プレイの方には説明がくどいかもしれません。というかたぶんくどい。
 あと私は対人戦やらない人ですので、対人戦環境についてはトンチンカンな記述があるやもしれません。

「ピチュー♂/ぷにまる」(電/- 特性:ひらいしん)
 技:起死回生/アンコール/猫騙し/ボルテッカー
 ノワールさんの提供。知人数人に見せても「何だこの構成、ぶっとんでやがる」の反応をいただけました。
 ちなみにNNはライチュウを意識して付けたものの、その知人数人から「誰だよその名前」という反応でした。
 あと最初は見落としてたけど、これ夢特性個体なんですよね。「ひらいしん」は【電気技を無効にして特攻1段階アップ】の効果なので、これは電気ジムリーダーのカミツレハードが起きうる可能性が微粒子レベルで存在する…?


「ヤジロン/リブラ」(地/超 特性:ふゆう)
 技:念力
 トライアドさんの提供。BW2ではイッシュ地方のポケモンとして出現する、唯一の地面・エスパータイプ系列。やじろべえがモチーフですが天秤っぽいのでこんなNNに。
 ネンドールは思い出深いルビー・サファイアのラストバトルで登場するので、コイツには苦戦させられた記憶があるのですが、どうも火力不足というのが否めない模様。しかし硬いな。
 地面・エスパーということで毒タイプに対して強い。今回採り上げる毒ジムリーダーのホミカハードが起きうる可能性が(ry


「ヒトモシ♂/ろーそく」(炎/霊 特性:もらいび)
 技:鬼火/火炎放射/大文字/オーバーヒート
 ぺろまるさんの提供。NNも本人につけていただきました。
 言わずと知れた、全ポケモン中でも上位に位置する特攻の高さを誇る第五世代初登場のポケモン。BWでも、ゴーストタイプを操る四天王・シキミの切り札として印象深い。
 ……が、技が自重しなさすぎるのでオーバーヒートは消しました。
 第五世代には炎タイプをメインに扱うジムが存在しなかったので、コイツに道中で直面する事は避けられましたが、今作もまた四天王戦で立ちはだかるんだろうなあ…


「ミニリュウ♂/エルダー」(竜/- 特性:ふしぎなうろこ)
 技:巻き付く/神速/電磁波/睨み付ける
 もちさんの提供。本来はミツハニーだったのですが、泣きを入れて交換していただきました。さすがにミツハニー♂を活躍させるのは単独でやり込みになるレベルなので…orz
 夢特性「ふしぎなうろこ」は【状態異常にかかっているなら防御1.5倍】の効果があり、今まではミロカロスの専用特性でした。……が、むしろこれは最終進化形であるカイリューの『マルチスケイル』が有名でしょう。こちらは【HPが満タンなら被ダメージ半減】という意味不明な性能をしており、これを武器にカイリューは対人戦環境でも暴れ回っています。害悪と呼ばれうるレベルには。
 しかしこの一覧を見れば分かる通り、今作では必須になる『波乗り』を覚えられるポケモンが他にいないため、秘伝要員マルスケカイリューが爆誕する可能性があります。


「ガーディ♂/わんこ」(特性:もらいび)
 技:フレアドライブ/ワイルドボルト/噛み砕く/吠える
 リアル友人、“弁慶の彼”の提供。曰く「ナックラー先生じゃないかと思う」とのことではあったがこちらが参戦。
 うーむ、しかし……なんかこの中では語る事があんまり無いな。何故だ。


「ユキカブリ♀/アホ。ロ」(特性:ゆきふらし)
 技:粉雪/睨み付ける
 リアル友人、モミーの提供。曰く「うっかりウッドハンマーや地震、吹雪なんぞが遺伝した日にはヌルゲーどころじゃねえ」との事で遺伝技をきっちり回避した模様。確かに天候:霰を自動で起こす御大に吹雪遺伝させようものならゲームが終わりかねないので妥当な判断ではある。
 特性のおかげで【登場した瞬間に「天候:霰」になる】ため、これにより強力な氷タイプの必殺技「ふぶき」が必中になる。いわゆる霰パの中核で、高いHPと攻撃力を武器に暴れられる“御大”。……炎タイプに当たったらご臨終かな。
 なおニックネームはモミー本人に付けてもらったのだが、「アポロと間違った」とのこと。


 また、同リアル友人であるよみさんからヨーギラスのタマゴを受け取っているのですが、こちらは孵化せずボックスに放り込んでいます。流石にこれ以上はいいかな……
 しかしまあ、あんまり対人戦しないとはいえ、育てたことのあるポケモンが一匹もいません。もっとも対人戦で真面目に育てたことがあるのはお気に入りだったキノガッサとかドンカラス(NN:ロンゲーナ)ぐらいのものでしたけど。


■あんたの理性ブッとばすから!

 「タチワキシティ」はどうやらコンビナートが有名な街らしく、またヒウンシティとの連絡船が定期就航しているようです。……もっとも、その船長は「ワタシは役者になりたい」と言いながら華麗に職務放棄していきましたけど。
 そんなこの町のジムは地下ライブハウスも兼ねているらしく、今までにない狭さ小ささです。具体的に言うと建物の横幅が3マスしかない。普通の民家と同レベルの大きさなので思わず見落としそうになりました。

 タチワキシティジムは毒タイプを専門とするジムで、これは金銀以来の登場。金銀のカントー地方ジムはファンサービスであって新規ジムでないとすると、初代以来16年ぶりの新規毒ジムです。うわぁ……
 まずは意識してヤジロンのレベルを13まで上げ、「がんせきふうじ」「サイケこうせん」を覚えさせます。前者は岩タイプ技ながら確実に相手の素早さを1段階下げ、後者は序盤で使いやすいエスパータイプの攻撃技です。
 しかし毒タイプならヤジロン先生がいれば余裕。ホミカハードktkrと余裕ぶっこいていたところ、ジムトレーナーのクック(ドラム担当)のドガースLv15に3タテされて冷や汗ひとすじ。
 仕方ないのでLv10ぐらいを目安に全員のレベルを引き上げてホミカに挑んでみました。

「いくよ! あんたの理性 ブッとばすから!」
 かつてない、前口上なしのジムリーダー戦とは……

 結論から言うと、先頭のドガースLv17に6タテされました。お前は前作のシンボラーか。
 さすが、ジム内の音楽で"D.O.G.A.R.S. ドガース!"と延々歌ってるだけはある。

 まずエスパータイプのヤジロンですが、このドガースはなんと悪タイプの技「ダメおし」を覚えています。このレベルのヤジロンとヒトモシは、タイプ相性で抜群を取られるこのダメおしで確1(その攻撃をすれば確実に1発で倒せる、の意)であり、先制する事も出来ないので何も出来ず即死。
 さらにレベルを上げていなかったピカチュウ、ガーディ、ユキカブリは毒タイプの特殊攻撃「ベノムショック」で即死毒状態の相手に倍の威力を叩き出すこの技ですが、毒状態になるまでもなく確1でした。ユキカブリは草タイプ混じってるから即死も已む無しとは言え……
 ミニリュウは一発くらい耐えられそうですが、ドガースは物理攻撃に強いタイプのポケモンであり、いずれにせよミニリュウの持っている技だけでは火力が足りず押し切れません。勝てない。
 さらにこのドガース、「オレンの実」を持っているのでHPを半分減らすとHPを10回復します。絶望的である。

 そこで、全員のレベルをLv13目安に引き上げ、さらにタチワキコンビナートでレベル調整をするついでに「どろぼう」「いわくだき」の技マシンを入手しました。
 「どろぼう」……だと?
 早速起動し、技枠がひとつ空いている(吠えるはストーリーでは使いにくい)ガーディに覚えさせ、これをドガース対策の一環として起用します。


◆ジムリーダー:ホミカ(チャレンジモード)
 ドガース Lv17(毒、特性:ふゆう、オレンの実所持)
 ベトベター Lv17(毒、特性:あくしゅう)
 ホイーガ Lv19(虫/毒、オレンの実所持)

 プレイ後に調べたところ、ノーマルモードとの違いは「全ポケモンLv+1」「ベトベター追加」の2つ。特にベトベターは「どろかけ」を覚えているため、コイルで楽勝!とは言えなくなるそうな。
 実戦では、ベトベターとホイーガは初見の状態で対処しました。

 対するこちらのパーティはこんな感じに。
 ピカチュウLv11 / ガーディLv11 / ユキカブリLv11 / ヒトモシLv12 / ミニリュウLv12 / ヤジロンLv13
 ヤジロンは「サイケこうせん」を覚えるレベルまで調整しています。他はHP確保メイン。

 相手の先発はドガースですが、こちらのパーティは割と鈍足~中速のポケモンが多いため、ドガースに先手を取られる方が多くなります。なので、先発のポケモンは、「でんじは」でドガースの足を封じて勝ちやすくしておきたいところ。「でんじは」を覚えているのはピカチュウとミニリュウですが、ここは確実に先手が取れ、かつ「ベノムショック」を耐え切れないピカチュウに担当してもらいます。
 ピカチュウはいずれ戦闘不能になるので、猫騙し→電磁波→退場するまでボルテッカーで暴れます。案の定すぐ退場しました。
 二番手にガーディを投入。先手の「どろぼう」でドガースが持っているオレンの実を奪い取り、さらに「ベノムショック」を耐えてくれます。しかもこれでHPが半分を割るので、即座にオレンの実を使ってHPを回復してくれるとまさに至れり尽くせり。
 幸運にも恵まれ、フレアドライブを放ちガーディのまま撃破に成功しました。

 相手の二番手はベトベター。ガーディは正直もう用済みなので、適当に「どろぼう」を放ちます。何も持ってない…
 ガーディが戦闘不能になった次にはヒトモシを投入。「おにび」で火傷させて削っていきます。……が、「どろかけ」でHPを削られ倒す前に轟沈。
 こちらの四番手はユキカブリ。特性で天候:霰にして毎ターン確実にHPを削ります。またベトベターは特攻が高くないのか効果抜群の「ベノムショック」でも普通に耐え切れたため、そのまま撃破に成功しました。

 最後はホミカの切り札、ホイーガが登場。序盤虫のくせに最終進化形が超強いポケモンです。こいつは一進化でいわゆる蛹形態……なんですが、蛹のくせにこいつも悪くない性能。
 ユキカブリはさすがにやられたので、電磁波目的で控えさせていたミニリュウをここで投下。……したところ、ここでベノムショックが急所に直撃してミニリュウが即死。肝心要の所で急所を引いてやられるのは呪われているのでしょうか。
 仕方がないのでこちらも最後の一匹、ヤジロン先生を投入。守る2連打に成功されひやりとしましたが、どうも相手にこちらに対する決定打がないのか、攻撃がぬるい感じです。「がんせきふうじ」で素早さを下げ先制を確保、「サイケこうせん」vs「ベノムショック」の撃ち合いにしてようやく勝利!

 レベルを抑え気味にしていたとは言え、序盤からこの惨状。
 果たして次のジムではどうなる事やら……

 ちなみに、このジムの音楽はホミカ達が演奏しているという設定になっているらしく、ライブハウス外ではドラムのパートが強調して聞こえる他、スピーカーの近くに寄ると音量が大きくなる、ジムトレーナーでもあるバンドメンバーに話しかけるとそのパートの演奏が止まる、等と地味に細かい仕様。
 ……一番の問題は、ホミカにまで話しかけるとその後一切の演奏が止まってしまうということだと思うんだけど、「演奏音が大きすぎてホミカに話しかけても声が聞こえない」というシチュエーションで他のジムトレーナーを倒させる流れ出あった以上、仕方ないのかなあ。


■悪の戦士ハチクマン!

 ホミカ戦後、スカウトマンの目にとまった主人公は、(ポケウッドで役者を)「やらないか」と誘われてしまいます。ホミカパパ(原文ママ)もいましたが、何よりもそこで上映されていた映画のタイトルが衝撃的でした。

「ハチクマン」

 えっ?
 ちょ、ハチクさん何やってんの!?
 前作七番手のジムリーダー(氷タイプ)が何やってんの!?
 しかもこの映画正義の味方じゃなくて悪役の方がタイトルなのかよ!
 「共演が楽しみ」じゃねえよ!

 さて、このポケウッドのミニゲーム、要は「詰めポケモンバトル」のようなものを行います。カットと呼ばれる単位ごとに、台本に示された条件を満たせば良い映画が作れるらしい。「ハチクマン」の映画であれば、目標は「全てのカットで敵を倒す事」で、ヒントとして「CUT1:悪タイプ(コマタナ、悪/鋼)の弱点を突く」「CUT2:飛行タイプ(バルチャイ、悪/飛)の弱点を突く」が与えられています。
 撮影相手のポケモンの情報は特性を含めてあらかじめ与えられているので、これに沿って“いい映画”になるような展開を作り上げていく訳ですね。
 試しに適当にやってみたら、興行成績350億円とか出ました。出演料よこせw
 また、こうやっていくと「役者としてのファン」が増え、彼らからアイテムが貰えるようです。

 ちなみに、一度クリアした台本は、レンタルではなく手持ちのポケモンを使って挑戦する事ができるようになります。それを利用して、マッギョと共にスターダムに成り上がろうとする男がいるのですが……公式、やはりマッギョは大好きなんですね。マッギョグッズを大量に作っただけはある。


■口を閉じろよ

 そんなポケウッドから戻ると、船着き場の前でホミカ・ヒュウの2人と黒ずくめの男達が対峙しています。プラズマ団じゃねーか。
 既にマジギレしているのかぐつぐつと煮えているヒュウの発言も剣呑ですが、ここが前作から続投するイッシュ地方の“悪の組織”、プラズマ団との初バトルになります。未プレイの方向けに簡単に説明すると、プラズマ団は2年前(=BW1)に「ポケモンを人間から解放する」との名目で活動を行い、強引にポケモンを奪ったり、当時のリーダー格であった「N」と呼ばれる青年や「ゲーチス」等の幹部らが演説によって丸め込んだりして、ポケモンを人間から引き離していました。
 おそらくヒュウはこの時期、あるいはそれ以前にプラズマ団のせいでポケモンを失ったのでしょう。ブチ切れ具合が半端ねえ。

 プラズマ団との戦闘曲はBW1のリミックスになっており、格好良さがさらにアップ。これ下っ端との戦闘にはもったいないレベルの曲だよなあ。
 しかしプラズマ団の下っ端は相変わらずゴミのように弱いので戦闘自体は省略。
 そして、主人公とヒュウは本土の一角、ヒウンシティに上陸したのです――

 と言ったところで今回はここまで。
 次回はヒウンシティジム攻略ぐらいまでを記事にしたいところ。

 あ、レベル上げの目安なんですが、「ノーマルモードで直前のジムリーダーが使ってきたポケモン」を目安に調整する予定です。それなら技が自重していなくてもレベル差がそこそこあるので、今回のようなギリギリの戦いができそうです。
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