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2024年05月20日
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【ポケモンBW2】 チャレンジモード・タマゴプレイ #00 "Innocent Walls"

2012年09月21日
■チャレンジモードへの誘い

 「今回のポケモンは高難度らしい」――。
 という話を聞いたのは、発売日に買って早々に本編のプレイを終わらせたポケモン廃人の知り合いからでした。前作ブラック・ホワイトでもそこそこの難度ではあったような気がしたのですが、アレは正直ラスボスのサザンドラが全てみたいなところがあったので何とも言えず。まあ、確かに頑丈ダゲキなら余裕! とか言って大技をリアルタスキ(※残りHP1のように、ギリギリでHPが残ること)されたあたりで不穏な空気は漂っていましたが……

 そんなブラック・ホワイトの続編、ブラック・ホワイト2では、通信によってゲーム内容に影響を与える新要素、〈キーシステム〉が導入されました。これはゲーム中特定の手段で「キー」と呼ばれる特殊なアイテム(?)を入手すると、それを他人に与えることができるというシステムであるようです。
 そこで出てくるのは「アシストキー」「チャレンジキー」のふたつ。前者はゲームの難易度を易化する方向に、後者は難化する方向に、トレーナーの使うポケモンのレベルを補正するそうです。

 そこで、プレイ内容は「初回プレイ・チャレンジモード」にすんなりと決まりました。チャレンジキー自体は、購入当日に友人に与えてもらいました。これが8月の盆前後。
 リアル事情もひと段落着いたところで、今回のプレイに踏み切りました。


■条件の設定

1. 「ポケットモンスター ブラック2」を、〈チャレンジモード〉で本編をクリアする
2. この時、通信交換解禁後はタマゴの状態で他プレイヤーから受け取ったポケモンを孵化し、それらのポケモンで本編の攻略を行う。
3. その他、特に戦闘中の道具の使用は制限しない。
4. 追加の通信交換については、通信交換で最終進化を迎えるポケモンを受け取り、それを進化させないと戦力として厳しいと判断した場合にのみ行う。
5. 秘伝マシン要員としてのポケモンは、適宜捕獲する場合がある。

 今回は、いわゆる「タマゴプレイ」と呼ばれる、ランダムに受け取ったタマゴを孵化させて旅パーティとする制限を加えてプレイします。もっとも割とメジャーな制限のようですが。
 通信交換が解禁されるのは1人目のジムリーダーの撃破後ですので、そこまでは普通に進行します。


■いまだかつてない強引な導入

 今回の「主人公が旅に出る理由」は、ひどく過酷なものでした。
 きっかけは母親にかかってきた電話。前作にも登場した「アララギ博士」の友人であった母親は、博士との会話で「だってあの子にも旅をして欲しいもの!」と何を思ったのか、息子にポケモンを持った博士の助手が来るからそれ受け取って旅に出ろと急かしてきたのです。ポケモンシリーズの主人公は十代入りたてであることが多い(前作の3人組は珍しく14歳らしい)のですが、この歳にして既に引きこもりだったのでしょうか……。
 そういうことかと思い引きこもりのロールプレイと称してポケモン図鑑が欲しくないと応えたところ、「ママが欲しいのはもっと前向きな意見だな!」と一蹴。仕方ないのでアララギ博士の助手とやらに会いに行くことにしましょう。
 ヒオウギシティ(※重要)の展望台に向かうと、そこには緑色のベレー帽をかぶった女性が一人。ゲーム内では既に名前が出ていましたが、前作の「3人組」のひとり、「ベル」がアララギ博士の助手だったのです。前作では「やめたげてよぉ!」他強烈なインパクトを残していったキャラクターでした ここでも図鑑の受け取りを拒否しようとしたのですが、「えっ? 今のは聞き間違いだよね?」と一蹴。まあゲームが進まないし仕方ないね。
 タマゴプレイである関係上、ここで入手したポケモンは通信交換解禁後は使用しません。なので、第三世代からの自分なりの習わしに従い、草タイプのポケモン「ツタージャ」を選んでおきました。
 ポケモンを受け取ったところで、一緒にベルを探してくれていた近所の兄貴分、「ヒュウ」が相変わらずの暑苦しいテンションのままポケモンバトルを開始……って、

「この! タマゴから育てたポカブでッ!」
 このアニキもしかして廃人候補なの!?
 ※注:タマゴからポケモンを育てたと明言したライバルキャラクターはこれが初です

 最初のバトルだからLV5同士だろ? と思っていたらなんと繰り出してきたポカブはレベル6。どうやらチャレンジキーの効果が既に出ているようですね。ヒヤリとはしましたが体当たり4回で辛くも撃破。


■とうっ!

 母親からランニングシューズを受け取り、先走って出て行ったヒュウに「タウンマップ」を届けるため、主人公は彼を追いかけて草むらのある道路に飛び出します。どうでもいいけどポケモン持ってないと町の外にも出られないって恐ろしい社会ですよね。
 ……と、道の途中でかなりの高台から飛び降りてきた赤髪の男が主人公を呼び止めます。名乗る名前は「アデク」、何を隠そう前作BWのポケモンリーグチャンピオンです。確かに前作でも唐突に現れては教示を与えてくれたキャラクターですが、何もこんな序盤から無茶しやがって…
 今作のアデクは既にリーグチャンピオンを引退したのか、片田舎であるサンギタウンに隠居し、そこで寺子屋のようなものを開いてポケモントレーナーになりたい子供を教育しているようです。

 さらにサンギタウンの先にある「サンギ牧場」に向かい、もう一度ヒュウとポケモンバトル。まるでゴグマゴグ2戦目のようだ…。タウンマップを渡した所、牧場の主である夫婦がやってきました。
 どうやら、飼っているポケモン、ハーデリアがどうも見当たらないとのこと。ポケモンがいなくなったかもしれないのになんでお前らそんなにノンキなんだとキレたヒュウ、全速力で捜索に向かいます。牧場主は「奥で遊んでるだけだろうになんであんなにヒートアップしてるんだろう」と、ヒュウと牧場主の温度差を感じます。ポケモンを失うことにトラウマでも抱えているのでしょうか。
 確かに牧場の奥にハーデリアはいましたが、そこには黒い人影というか黒ずくめの男が一人。「かつてポケモンを解放するため世界を支配しようとした正義の集団、プラズマ団の団員だぞ!」と名乗るこの男、ハーデリアに絡まれるわ牧場の奥に迷い込むわで散々な目にあったらしく、主人公に『やつあたり』の技マシンを文字通りやつあたりで投げつけて去っていきました。お前は自分の発言を百遍読み直して出直して来いというか、一番最初に手に入る技マシンがよりによって『やつあたり』かよ、と言うか…

 このイベントをこなした後、ヒオウギシティのジムリーダーが到着したという話をアデクから聞くことができます。しかし先に進むにも、「ジムバッジを一つも持ってないような子供がこの先に行くんじゃない!」と怒鳴る山男♂がいるため、先に進むことができません。
 ヒントはいくつかありました。アデクは主人公との初対面時、彼のことを「ヒオウギの○○」と言ってくれます。タウンマップを見れば町の名前も分かります。
 ……一番最初の街にジムがあるとか盲点過ぎるわッ!(逆ギレ)


■君の壁でありたい

 ヒオウギシティのジムは、トレーナーズスクールの奥に増設される形で設けられています。入り口には「ヒオウギシティジムリーダー チェレン 真理を求める者」の文字が。
 ……おいおい、一番目のジムで「真理を求める者」ですか。今作のジムリーダーは大物が多いんだなあ。
 ジムに足を踏み入れると、ワイシャツに黒髪、ネクタイを締めた男が準備をしていました。
 ジムリーダー、チェレン。前作の「3人組」のひとりにして、ライバルキャラクターのひとりだった少年が、一番最初のジムリーダーとして立ちはだかったのです。……正直、一番最後のジムリーダーでもなんら問題ないよな、グリーン的な意味で。
 サクッと前座のトレーナー2人を倒し、高台でエラソーに決め込んだチェレンに戦いを挑みます。

◆ジムリーダー:チェレン(チャレンジモード)
 ミネズミ  LV12 (無)
 マメパト  LV12 (無/飛)
 ヨーテリー LV14 (無)

 こちらが使うのは「ツタージャ LV14」の1匹のみ。この戦闘が引退試合となります。
 また、ノーマルモードであれば「ミネズミLV11」「ヨーテリーLV13」が使用ポケモンになるそうで、この序盤でポケモンの数が1つ増えるのはかなりキツいかも。

 何が辛いって、第五世代で新たに登場した技『ふるいたてる』。使用者の攻撃・特攻を1段階上げるというシンプルな技ですが、これを連発した上で攻撃してくるという戦法で地味に辛いです。ちなみに前作の第一ジムもこんな感じ。
 こちらは拾った「ディフェンダー」で防御を1段階上げて対抗しましたが、ヨーテリーを引きずり出した所で『ふるいたてる』→『ふるいたてる』→『たいあたり』→急所に当たった! で2回即死。3戦目でマメパトの存在に気付き軽く絶望しかけましたが、何とか撃破しました。
 しかし、あの、「いつものパートナーを使えばこんなことには…」って、お前さん初心者に対してポケモンリーグ突破クラスのガチパぶつける気があったんですか。

 今までノーマルタイプのジムは凶悪な初見殺し(「ミルタンク の ころがる!」「ケッキング」「ミルホッグ の かたきうち!」)が多かったので、ここまでスタンダードな戦いは珍しいかもしれません。ちなみに『かたきうち』はBWでの新技で、直前のターンに自分のポケモンが瀕死になっていたら威力2倍(70→140)のノーマル技です。

 これによって通信交換が解禁されるアイテム「C-GEAR」を入手し、放送枠を利用してタマゴを募集しました。コミュニティ側には既に何が孵ったかは書いていますが、あと2個のタマゴは受け取りがまだなので、次回のまとめ記事の際にまとめて書きたいと思います。
■第5世代における変更点

 記事の最後ではありますが、第五世代になるにあたって、第五世代は未プレイだが第三世代・第四世代はプレイした事がある人向けの「仕様変更」について簡単に説明します。
※第三世代は「ルビー・サファイア・エメラルド」「ファイアレッド・リーフグリーン」版を、
※第四世代は「ダイヤモンド・パール・プラチナ」「ハートゴールド・ソウルシルバー」版を指します

●新ポケモンの追加
 BW2で解禁された分も含め、第五世代では155種類のポケモンが追加され、BWの通常のプレイでは、この新規ポケモンのみが登場しました。今回プレイするBW2では、旧作のポケモンも普通に登場します。
 新規追加のポケモンには、「悪/竜」「悪/闘」「霊/炎」「無/草」のような、今までにないタイプ組み合わせを持つものが少なくありませんでした。
 余談ではありますが、進化に要求されるレベルが異常に高いポケモンが増えました。特にジヘッドは、進化するためにレベル64という法外な数値を要求されます。

●物理・特殊技の分離(第四世代での変更点)
 これまで技のタイプだけで決まっていた「物理攻撃技」「特殊攻撃技」が、第四世代では技毎に設定される仕様変更が行われました。
 この仕様は、第五世代でも引き継がれています。

●技マシンの仕様変更
 技マシンが使い捨てではなくなりました。また、購入できるものは従来作より高額です。
 技マシンで覚えさせた技は従来通り上書きできますが、技マシンで上書きした場合、PPは覚えさせる前の数値を引き継ぎます。例えば、PP0まで使い込んだ技を技マシンで上書きしても、PPは0のままになります。

●バッジの仕様変更
 バッジによる秘伝技の解禁がなくなり、命令を聞くレベル上限の引き上げのみの効果となりました。
 秘伝技は、秘伝マシンさえ入手すればいつでも使用できます。もっとも、BWではストーリー上必須であるケースがほとんど無い仕様となっていました。また、『かいりき』については、一度“大穴に落とした岩”はその状態が保存され、全ての岩を穴に落としたら『かいりき』は移動上は不要になりました。
 ただし進行の自由度が増したという訳ではなく、工事やかつてのお月見山に行かせない男のようなものがあり、バッジを入手するまで先に進めない事が日常茶飯事です。

●経験値の算出方法
 自分と相手のレベル差によって、獲得経験値が変化するようになりました。
 自分よりレベルの高い相手を倒すと、獲得経験値が増加します。

●新規技の追加
 新規ポケモンのイメージにも合わせてか、結構な数の技が追加されています。
 特に、『とぐろをまく(攻撃・防御・命中UP)』『ちょうのまい(特攻・特防・素早UP)』『コットンガード(防御3段階UP)』『からをやぶる(攻撃・特攻・素早を2段階UPし、防御・特防低下)』等“自分の能力を上げる技”が目立つ……気がする。
 また、BW・BW2どちらも、最初のジムリーダーは『ふるいたてる』という攻撃・特攻を上げる技を使ってきます。積み技が重要と教える目的かと思いきや積み技だけやって攻撃せずに死ぬ場合があるのはアレ。

●技の仕様調整
 威力の見直しや、『くろいまなざし』がバトンタッチで引き継げないなどの仕様変更が行われました。また、『しんそく』の優先度が+2となり、完全に電光石火の上位技に。
 連続攻撃についても、威力が全体的に向上し、「きあいのタスキ」判定がダメージ1回ごとに判定されるようになってタスキを貫通できるようになったため、対人戦環境ではパルシェンが一気に台頭した、とか。

●新特性の追加
 新特性としても種類:変化の技(『しびれごな』や『つるぎのまい』等)を優先度+1で出す効果を持つ「いたずらごころ」や、草タイプの技を無効にしつつ攻撃力を上げる「そうしょく」等が追加されました。特に「いたずらごころ」はかなり厄介な特性です。

●既存特性の仕様調整
「がんじょう」…HPが満タンなら、ダメージを受けても1度だけHPが1残る。
「ものひろい」…相手ポケモンが使った木の実を回収する効果が追加された。
「あくしゅう」…使用する技全てに「相手を1割の確率でひるませる」効果を追加する。
「よびみず」…水タイプ技を全て引き寄せる効果に加え、水技無効&特攻1段階UPの効果が追加。
「ひらいしん」…電気技を全て引き寄せる効果に加え、電気技無効&特攻1段階UPの効果が追加。

●「ポケモンドリームワールド」による外部連携
 ポケモンのカートリッジとインターネットでのゲームを連動させたもので、こちらでもポケモンを捕獲することができます(正確には、夢の世界である「ポケモンドリームワールド」で仲良くなったポケモンを、カートリッジ側の夢が具現する世界“ハイリンク”で実際に捕まえるという手順を取ります)。
 この方法で捕まえたポケモンは、一般に「夢特性」と呼ばれる特性を持っている事があり、この中には役割が変わるような既存の特性や、新規に追加された特性もあります。これによっていくつかのポケモンは今まででは考えられないポジションに躍り出ました。例えば、いままではグラードン&カイオーガの専売特許だった『ひでり』『あめふらし』がそれぞれキュウコン&ニョロトノに追加され、伝説級禁止のパーティでも天候変化が使いやすくなりました。
 これにより、今まで以上に特性のバリエーションが増えたと言えます。
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